2024年07月21日
こんにちは。
天上人同です。
本日は、タイでは当たり前にように使われいる。
便利すぎるQR決済「Prompt Pay」をご紹介します。
日本に一時帰国すると、「日本にも欲しい !!」といつも思います。
PromptPay(プロンプトペイ)はタイの国家成長戦略の一環として2017年に開始した電子決済システムです。
特徴としては、PromptPayに参加する複数の銀行が共通して利用できる点が挙げられます。
PromptPay対象銀行の口座を持つユーザーであれば、誰でもその銀行のアプリを介して、QRコード決済、送金ができます。登録には携帯電話番号(もしくは国民ID番号)、銀行の口座番号が必要で、それらを紐付けることで利用できます。
Prompt Payのすごいところの3つ目でも、書きましたが。
「チャージ式ではないので、デビットカードのQR版のような感覚で使える」
そうなんです!日本のQR決済のようにチャージ式ではありません。
銀行口座と連動しています。
ですので、5バーツ支払えば。5バーツ銀行口座から引き落とされます。
まさに、QR版のデビットカードのような感覚で使えます!
銀行口座を開設する時にモバイルバンキングも使いたい旨を行員に伝えます。
モバイルバンキングを利用可能な状態になれば、各銀行のアプリに「Prompt Pay」が組み込まれています。
(タイの銀行口座が必須です。)
(エリートビザの方は、旅行者でも口座が作れます。)
使い方は、お店が提示するQRコードを、ユーザーが銀行アプリで読み込み、必要な金額を入力して支払いを行います(日本では銀行アプリ上にQRコードを表示し、お店が読み込む方式です) 。
オンラインショッピングでの支払いにも利用でき、サイトに表示されるQRコードを銀行アプリで読み込み、支払います。
また、従来は時間とコストがかかっていた送金も、銀行アプリで相手先の電話番号を入力するだけで、安価な手数料で行えます。
順調に広がるPromptPayの次のステップは利用対象国の拡大です。
タイ中央銀行は、カンボジア、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどの東南アジア諸国連合(ASEAN)において国をまたぐクロスボーダーQRコード決済連携を図っています。
連携により、自国で使っている決済サービスが訪問先の国でもそのまま利用できると、利便性が格段に向上し、経済活動がより活性化すると考えられています。
送金の面では、タイ中央銀行とシンガポール通貨金融庁(シンガポールの中央銀行に相当)の間で、2021年4月より連携を開始しています。
タイはPromptPay、シンガポールはPayNowで、送金先の携帯電話番号だけで両国間で送金できます。
通常の送金手続きに必要な受取人氏名や銀行口座情報などの入力が不要で、送金にかかる時間は大幅に軽減されました。
自己紹介記事のリンクを貼っておきます